復活したアンカー

復活したアンカー

一度やめたブログを再開。書きたい事を思うがままに書く。

トマトボール

f:id:anchor_0732:20210219090715p:plain どうも。最近登山にハマりそうなアンカーです。

 

 

あれは小学1年生の時の話…

 

私は下校していた。

隣には女の子(あだ名はジュリエット)がいて、家の方向が同じなので一緒に歩いていた。

 

ジュリエット 「アンカーの家は犬飼ってる?」

アンカー 「いや、飼ってない」

ジュリエット 「そうなんや。私ん家最近犬飼ったからまた見においでよ。」

アンカー 「わかった。名前はなに?」

ジュリエット 「平八郎」

 

こんな他愛の無い話をしながら下校していた。

 

 

ジュリエットに気がある訳ではないが、どうしても女の子がいるとカッコつけたい気持ちが芽生える。

男性の皆様ならご理解できるだろう。

 

そこで私は、知らない人の家の庭で栽培されていたミニトマトを発見してしまった。

 

こう考えてしまったのだ。

 

 

「このミニトマト、走ってる車に当てたらカッコよくね?」と。

 

まず手始めに、勝手に人の家のミニトマトを取る犯罪を行った。

 

アンカー 「このトマト、あの車に当てたるわ。」

いや、なんもカッコよくないぞアンカー。

 

 

だが、カッコいいと思っていた当時の私は、前から走ってくる車に目掛けて投げた。

 

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「パコン」

「ペチャ」

 



また人様の車を故意に傷つける犯罪を行なってしまった。

 

 

…ん?なんかもう一つのペチャって音は……

 

隣を見ると、ジュリエットも投げていやがった。こいつも頭おかしい。

 

アンカー 「すげーやろ!お前外してるやん!」

 

 

違う、そうじゃない。

 

ジュリエット 「もう一回!」

アンカー 「ええよ!ジュリエット、この緑の方が投げやすいで。あと、車は走ってんねんから、車の前らへん狙って投げや。」

 

 

違う、そうじゃない。

 

ジュリエット 「わかった!」

そう言って、次なるターゲットを待っていた。すると

 

 

??? 「おい!!!!!!!!!」

 

振り返るとおっちゃんが車の中から叫んでいた。

 

やばい。と思い咄嗟に逃げた。

が、相手は車なので逃げれる訳もなく…

 

 

おっちゃん 「止まれやぁ!!!!!」

私たちは覚悟した。

 

おっちゃん 「さっきなんか投げたやろ!!何投げたんやぁ!!」

アンカー 「トマトです。」

おっちゃん 「名前はぁ!!!!!」

アンカー 「〇〇です。」

おっちゃん 「家どこやぁ!!!」

アンカー 「あの辺です。」

おっちゃん 「車に向かって物投げたらあかんやろ!アホかボケ!!」

アンカー 「すみません。」

 

おっちゃんは走り去っていった。

 

 

その後、アンカーはオカンにしばかれながら謝罪しに行きました。

 

トマトを投げる前の、おっちゃんの驚いた顔が忘れられません。

そりゃ普通に運転してて、トマト投げてくる小学生がいたらびっくりしますわw

 

... 

ほんまおっちゃんごめん。

あと、トマト取ってしまってすみませんでした。

 

帰り際、ジュリエットと別れる時に

ジュリエット 「またボール遊びしよな!」

 

彼女はトマトをボールだと思っていた様だ。

 

おわり。